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ボートから楽しむバスゲーム(前編)

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2007年にエラリイスタイル3に掲載させて頂いたモノをそのまま転載 (手抜きとも言う

 みなさん、はじめまして。

 今回からこの「エラスタ3」で駄文を掲載して頂けることになりました「あーりー」と申します。
このサイトとの出会いは、今から5年前。当時はまだ「1日100匹スペシアル」というサイト名(エラリイさんのハンネもまだ「主」さん)だった頃にさかのぼります。
  ずいぶんと長い間お世話になっておりますが、まさか自分の文章を掲載していただけるとは夢にも思っておりませんでした。
  大変光栄でございます。

 さて、「エラスタ3」のテーマは「息子とバスフィッシングを始めようと考えているお父さんのためのバスフィッシング講座」だそうですが、私はまず今回あえて「ボートから楽しむバスフィッシング」というテーマで書かせて頂こうと思います。
  この二つのテーマは一見無関係に思えますが、実はそうでもないという結論に持っていく予定です。(しかし自分自身子供がいないため結局関係ない結論に着地する可能性もありうる)

1、なぜボートフィッシングなのか?

  私個人は、ボートフィッシングとオカッパリどちらが好きか?と尋ねられれば、間違いなく「オカッパリ」と答える。バスフィッシングというのはそれだけ手軽に楽しめ、なおかつエキサイティングなゲームが展開出来る貴重な釣りである。
  岸からビッグフィッシュが狙えるというのはとても楽しく、そして貴重なことである。最近私はバスよりもシーバスを狙うことが多いが、やはり足場の良い護岸から70cm近いパワフルでカッコエエ魚が釣れるというのは素晴らしいことだと感じる。
  実際ショアからルアーを使って、50cmを越えるサイズをいつでもどこでも狙えるという対象魚がどれほどいるであろうか。特に釣れると特別な感慨に浸ったり思い出に残ったりするプラグなどの「ハードルアー」で釣れる魚となると、バスとシーバスくらいしか思いつかない。
 
  しかし、あえてここで声を大にして言いたい。
 
  「バスは岸から簡単に釣れる魚ではない」
 
  ということである。
  岸から魚を釣る場合、野池の場合であれば狙える水深は恐らく1m前後になってくる。これは所謂「超シャロー」の域に入ってくる。このエリアの魚というのは補食モードに入っていることが多いが同時に非常に警戒心が強いのである。人間の姿を見ればかなりの確立で喰わなくなる可能性がある。自分が魚に気づく前にすでに魚に気づかれているという多々あるのである。
  試しに、ロッドを持たずにIpodでも聞きながら(BGMはLOVE PSYCHEDELICOがエエね)野池の護岸を歩いてみよう。結構なバスを発見できるかもしれない。しかしいざロッドを握り締めて「釣りモード全開」で同じように護岸を歩くときっとバスは見えないか、見えたと思った瞬間どこかへ逃げてしまうかのどちらかだろう。それだけシャローのバスは警戒心が強く、釣り人が発する殺気(釣ったるでぇ〜オーラともいう)を感じ取っているのである。
  私自身、野池のオカッパリで沢山の魚を釣ったが、実際いい魚を獲れたときというのは周囲にアングラーのいないマヅメ時であったことが多い。逆に護岸を小学生アングラーに走り回られたりした日には、残念ながら釣れる可能性は95%ダウンである。警戒心の弱いマメバスなら釣れるだろうが、クオリティフィッシュはかなり難しくなる。
 
  別の点として、「シャローのバスはいつでも喰っているわけではない」ということだ。
  私は以前、ツマラないホームページを作ってはショボい釣行日記を掲載していたのだが、そんな私の所にまでよく「どこの野池がよく釣れるのか教えて下さい」というメールが届いていた。
  確かに野池というのは「釣れる、釣れない」の差が付いてくる類のフィールドかもしれない。
  しかし、バスをはじめ肉食魚というのはいつでもエサを獲っているわけではない。たとえ目の前にルアーが落ちてきても、仮にそれが本物のエサであったとしても、いつでも口を使うというわけではないのである。
  これはシーバスなどのソルトフィッシングをやってみれば理解できる。同じエリアで同じルアーを投げ続けてみる。小一時間ノーバイトだったのに、突如ラッシュが掛かることがある。所謂「時合い」である。潮の動き、風、ベイトなど様々な要素によってプレデターに補食のスイッチが入るのである。バスが生息する淡水域はそれほど水が動かなかったり、無理やり魚に口を使わせてしまう「リアクション」の釣り方がメジャーになっていたりするのであまり気付かなかったりするのだが、やはり時合いというのが存在する。
  つまり、私は野池のバスであったとしても「どこで釣るか」ではなく「いつ、どうやって釣るか」が大事だと思う。そして例えリアクションの釣りを駆使しても、岸からの釣りで毎回結果を出すのは本当に難しいと感じるのである。これまでは野池をはじめフィールドにバスが適正以上にバスがいた時代であった。つまりバスたちは「喰いたいな〜」と思っていなくても「今喰わなければ他の魚に食われてエサが無くなる」という危機感から必要以上にルアーにもバイトしてきた。だがこれからはバスが適正数になり、逆に適正以下に減らされてくる時代になってくるであろう。そうなればバスは「喰いたい時に喰えばいい」思考が強くなるのは明確である。
  私のように長年釣りをして、「釣れたときより、釣れない時間に妄想してる方が楽しい」とか病気のような事を言い出す領域に足を踏み込めばそれも良いのだろうが、やはり釣りを始めたばかりのお子様には厳しいのではないかと思うのである。
 
  この点ボートを使えば、朝夕にシャローを狙い、シャローが厳しい日中の時間帯はミドル〜ディープレンジで組み立てるといった展開で一日中飽きない程度にバイトを得ることが可能になるのだ。
 
  もうひとつ、残念なことだがバスフィッシングを取り巻く環境はやはり厳しくなり、なかなか手軽に岸から釣りをすることが出来るフィールドが少なくなってきているということがある。私自身、数年前まで野池のオカッパリを楽しんでいたが、その多くが水抜きされたり釣り禁止になってしまっている。もう30歳にもなろうかというのに、さすがに釣り禁止の柵を乗り越えて釣りをする気にもなれず結局野池の釣りというのがここしばらく一切出来ていない。
 
  このような点を踏まえて、やはり私はボートからのゲームをマスターするべきだと感じるのである。
  比較的大きなフィールドであれば、いい時期であればそこそこのバスを安定して釣る事が出来るはずだ。だからボートといっても手漕ぎやエレキのみではなく、出来ればエンジンの機動力を生かしたゲームを展開したい。マイボートが無くてもレンタルボートを利用するという手もある。
  私自身は末永くバスフィッシングを楽しむためにも船舶免許は必須だと思っている(そういえば今年更新やったな・・・)
 

2、ボートとオカッパリの違い

  しかし、いざボートに乗ると岸釣りとボートの違いに気付くことになる。
  バスプロがカッコ良くバスボートからキャストやフッキングを繰り出しているバスフィッシングの「動作」の真似を例え岸から出来ても、それを同じようにボートから出来るとは限らない。
  あらかじめボートと岸釣りの違いを頭に入れておくのは良いことである
 
  ボートとオカッパリの違い その1 足場の安定度
  オカッパリというのは基本的に足場がしっかりしている。これはとてもありがたい事で、キャスト、ロッドアクション、フッキングにいたるまで、とても確実かつ安定してこなしていくことが出来る。
  しかし、ボートに乗るとこうはいかない。風や波でボートは揺れるし流される。いつも岸からならビシビシ決まっているピッチングがなかなか決まらない、絶えずボートが揺れるのでテキサスリグをアクションさせられない、ラインスラックが出まくりでバイトが分からない、フッキングしても掛からない、エレキ操作に必死になって釣りそのものに集中できない。
  こんな壁にぶち当たる。岸から釣りをしていた頃は「ボートに乗れば沢山釣れる」なんて思っていたけど、妄想だったことにすぐに気付くはずである。
 
  ボートとオカッパリの違い その2 狙う水深
  先ほども述べたとおり、岸から狙う水深というのは殆どが1m前後のシャローである。
  しかし、ボートフィッシングとなると足元の水深が3〜4mはザラ、リザーバーなどでは15〜18mなんてこともある。
  魚群探知機などを使って、水深チェックを行いながらレンジ攻略を行なっていかなければ釣りそのものがバラバラになってしまうのである。野池ならとりあえず投げておけば一定のレンジを釣れていたのに、ボートに乗ったとたんバイブレーションで水深15mを狙ってしまったり、テキサスリグがいつまでたってもボトムに着かなかったり、なんて初心者以下の事態に陥ってしまう。
  また足元の水深が深いため、ランディングがオカッパリとは勝手が違う。ボート際でビッグフィッシュに突っ込まれて焦った挙句ラインブレイクとかバラシとか、笑えないことが起こりうる(ロクマルをバラしたのはお前だろって? 泣)
 
  ボートとオカッパリの違い その3 無限に広がるエリア
  なんだかんだ言ってもこれが一番ではないだろうか?
  オカッパリの場合、やはり釣りができる場所が限られてしまう。「立てるところに立って、投げれる所に投げて・・・」というスタイルになってしまう。
  しかしボートに乗れば、ポイントは無限である。どこへでも行けるし、どこででも釣りができる。そう、船は自由である。ブラックパールである。ジャック・スパロウである。
  しかし、これが大きな問題になることもある。
  「どこへ行ったらいいか分からない」状態に陥るのである。そして釣りをしている時間よりも移動している時間が長くなってしまいがちである。
 
  ということで、次回は私がフィールドに出たときにどのようにエリアをローテーションしていくのか、というところから書いていきたいと思う。 


プロフィール:あーりー
もうすぐ30歳。バス釣り歴18年、年間釣行数120日。得意なフィッシングスタイルは「奇襲」
「必然的に偶然に釣れた一匹」を狙う
淡水、海水、魚種問わず、様々なフィールドで魚を攻略しようとするが、本人は生命保険のおばさんに攻略されかけている

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