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WALK ON WATER 的ビッグベイト概論

3年以上前に書いたテキストだが、随分とエラリイさんが絶賛してくれたので調子に乗って掲載。
自分の中ではかなり考え方も変わっているので、赤字で最近の考えを追記

 いよいよ寒くなってまいりました(これを書いている今は10月後半なんですが、完成して公開出来るのは11月末になりそうなので)
 
  今や一つのカテゴリーを築いたビッグベイト。その人気たるや、発売当初は3割引でカラーも選び放題だったモンスタージャックが一時はオークションで3倍以上の値段に跳ね上がるほど。まあ、最近はずいぶん下火になってきた感もありますが。(※2008年追記:ていうか2008年現在、ほぼ投売り状態 汗
  今シーズンもほぼ終わりですが、よくBBSなんかで聞いたのが「モンスタージャック持ってるけど釣れない」とか「どういう状況で使ったらいいか分からない」などの言葉。
  僕自身、今シーズンは特にリップの付いたウッド系のビッグベイトをかなり使ったんだけど、その中で一つ感じて、実際よく口にしたのは「フツウの巻物だと思え!」ということ。
  「ビッグベイト」というと、「水面をウネウネ動かして引き波を立てたら魚が寄ってきて食ってくれる」というイメージが強いかもしれない。実際フィールドに出ると、何もない池や川の真ん中にモンスタージャックを「ドボン!」と投げてはウネウネ引いている人をよく見かけた。それこそ3年ほど前までなら、クリアなリザーバーで発売されたばかりのキャスティークやタロンをそんな感じで投げたら必ず2,3匹はチェイスしてきた。
  しかし今シーズンメインで投げ倒して学んだのは、ビッグベイトというのは意外にクランクやスピナーベイトに近い存在なのではないか?ということ。つまり、これまで何年も使ってきたスピナーベイトやクランクベイトやトップウォーターに関する知識は、そのままビッグベイトにも生かせていけるということ。
  だから、はじめてビッグベイトを手にフィールドに立ったとしても「ビッグベイトの釣りは何一つ分からない」と不安になる必要など全くないのである。
  後、これは余談だが「ビッグベイトやってる人は他の釣りを馬鹿にする」とか「普通の釣りで釣れないからビッグベイトに逃げてる」なんて言われることがあるけれど、これは違うと思う。他の釣りを理解出来ていないとビッグベイトで釣るのはかなり難しい。クランクを立ち木やロックにぶつけてヒラを打たせる釣り、スピナーベイトでウィードの面を引く釣り、ラバジでカバーを撃つ釣り、すべてビッグベイトでも必要な要素である。

 
  ということで、今回は市販されている様々なビッグベイトを「例えるならこんなルアー」という切り口でインプレしてみました「WALK ON WATER」的には「ビッグベイトってほんとはもっと普通のルアーなの!!」ということを知ってもらいたいなと思う。
  グラフは、そのビッグベイトの持つ特徴を勝手に他のルアーに置き換えて、その度合いを数値化したもの。(※2008年追記:イマイチ今の自分にはピンとこなくなったので撤去)使い方によってかなり変わってくるし、主観も入っているのでご参考までに。特に僕はクランクにしてもスピナベにしてもピッチが細かく速いルアーが好きである。「ユルイ」動きのルアーのほうがナチュラルに魅せれると思うのだが、「バスはリアクションで釣るもの」というイメージが個人的には強く、ピッチの速いルアーのほうがリズムを崩させやすくリアクションの要素が強い気がするので、ビッグベイトにしても「速い」ルアーを多用している。
  (※2008年追記:当然S字や弱波動系が強いシーズンもある。早春のプリの時期は波動の強いハイピッチャーを使うとどうしてもサイズが伸びない。スポーニングに関して好奇心の強い魚はオスかメスか?考えてみるとよい。また流れの強いエリアでもシンキングのS字のほうが流れを上手く使った誘いが出来る。ただ、この手のルアーは食わせどころが難しい。ナチュラルにバランスを崩すジョイクロ、スラスイ、ハイサイダーなどが今のところ自分の中ではメインになっている
  正直、僕自身まだまだ分かっていない。今シーズンもずいぶん使ったけど新しい発見が沢山あった。来シーズンもメインで使おうと思っているけれど、もっともっといろんな事を知るんだと思う。偉そうに知った口して書いてますが、「やっぱり偉そうに書かないと、まとまりがなくなっちゃうでしょ?〜と思うが〜らしいので〜かもしれない。ではとても参考にならなそうだ。(エラリイさん談 勝手に引用してスイマセン)」という感じなのでお許しを・・・

ティンバーフラッシュ
 デカバスゲッター菊元さん渾身の魂のビッグベイト。
  このルアーを手に入れたのは今年の5月くらいだったと思うのだが、もうそれまでにMJ、AC、それにスラマーなんかを使っていたので、アクションそのものに特別驚くようなことはなかった(ティンバーフラッシュ自身もビデオやテレビでも散々出てましたしね)。
  しかし、このルアーの真価は投げ続けたときに感じられる。
  まず、非常に投げやすい。私のように非力な初心者は、重くて空気抵抗が大きくなりがちなビッグベイトでは飛距離が出ず、力むあまりコントロールを乱したり壊滅的なバックラッシュを引き起こすことが少なくない。しかしこのルアーはロッドに乗せて8分の力で投げるだけで十分な飛距離が出る。当然コントロールも付けやすく、リザーバーのオーバーハングのピンポイントをアンダーハンドで狙う時にも最も使いやすいと感じるルアーのひとつである。
  さらにその形状ゆえだと思うが、着水音をかなり小さく抑えることが出来る。ビッグベイト投げてると気持ちまで大きくなって「ドッバーン!!」と着水させてしまいがちであるが、やっぱりそれはバスも逃げますで(笑)
  そして、テールの作りが素晴らしい。着水後、表層を泳いでいるときはテールを大きく左右に振る。次いで、ルアーを軽くダイブさせると最初はテールに大きな泡が纏わり付き、「細かいロールアクションをしたいんだけど泡の抵抗が邪魔で出来ない」という悶えるようなアクションとなる。やがて、泡がテールから離れていくと、細かいピッチのアクションとなる。テールのアクションの変化は当然ルアー全体のアクションの変化となる。
 
  ルアー全体的としては、割と強めのロールを併せ持ったピッチの早いアクション。立ち上がりが良く、バイブレーションも適度に強いため集中力を持続して投げ続けることが出来る。こういったメンタル的な部分をサポートするという要素はビッグベイトをはじめとする巻物系の釣りには非常に大切だと思う。
  AC、MSスラマー、ジェネリック、などなど名作と言われるビッグベイトを本当に使い倒して研究しているし、何よりテストの入念さを感じるアクションやパーツがディティールの随所に見られる。
 
  強いて言うなら、ちょっと使い難いと感じるのは4本針。掛かりは良いのだが「エビ」になりやすい。タイミングを外して「テンプラキャスト」になるとすぐラインが絡んでしまう。まぁちゃんと投げればトラブルはないんですが。。。あと、立ち木にリップをぶつけてヒラを打たせたいようなシーンでも4本針が引っ掛かってしまうことが多い。
  フロントフックをトリプルの1/0に変えようかと思うのだが、それをやるとヒートンの位置的に今度はリップに掛かってしまうだろうな、と。1/0のロングシャンクリマリックでいいフックがあれば付け替えてみると良いかもしれない。現状でもそれほど強い不満があるわけでは無いけれど。
リフレックス
  ビッグベイトで有名なプロショップ「T'sタックル(※2008年追記:2006年に閉店しました)」オリジナルの完全ハンドメイドビッグベイト。
  生産数が少なく(入荷は2ヶ月に一回10個ほどだそうです)手に入れたときは非常にうれしかった。
 
  アクションは三連独特のいわゆる「ウネウネ系」。僅かにロールが入っているが、大きくテールを左右に振る緩やかなアクションがメイン。言ってみればタロンのハードベイト版といったアクションだろうか。
 
  ここまで書くと、「マイキーを大きくした感じ??」とか言われそうなのだが、このルアーの特筆すべき点として、その横に大きく広がった極厚リップを挙げることが出来る。
  以前このルアーをキャストしていた時、たまたま足元から少し離れた所に細めのサスペンド流木があり、何気に回収してきたルアーがその流木にぶつかってしまった。
  その時、このルアーの真の力を垣間見た。
  なんとリフレックスはリップを支点としてボディを90度倒し、強烈なフラッシングを残しながら三連ボディを「ヌルッ」とくねらせ、ものの見事にその流木をかわしてしまったのだ。面白くなって、何度もその倒木にリフレックスをぶつけてみたのだが、特大のカツイチ1/0フックが流木に刺さることはなかった。
  これが、リザーバーのティンバーなら・・・非常に面白いと思う。
 
  他にはミノーのようにトゥイッチで使っても効果的。スレッジの10倍くらいのフラッシングと三連独特の複雑なイレギュラーアクションを見せてくれる。実際このルアーで釣れたのは、「着水」→「しばしポーズ(風や波に敏感に反応し自然にウネウネ)」→「トゥイッチ」→「バホッ」と言った感じであった。
 
  しかし、結構高価なルアーでしかもなかなか手に入らず、その仕上がりの美しさも相まってなかなかキャスト出来ずにいる(笑)あと、「類似品に注意」だそうです。
ACプラグ
 超インディーズルアーから一気にメジャールアーに駆け上った感のあるACプラグ。その中でも最も基本のルアー(だと個人的に思う)のACミノーの7インチ(と9インチ)。
  東播に足を運んだ時、HOSさんとこのルアーの動きを見ながら
   「ローリングする魚っていないですよね」
   「そんなん言ったら、首を左右に振る魚なんていないけどね」
  なんて会話をしたのを覚えている。
  でも、釣れる。僕がこのルアーを気に入っている理由が、この「程良い首振り」と「程良いローリング」。
  「ローリングしないルアーは釣れる気がしない」と思い込むほど、このルアーの動きは特徴的だったし、チェイスもバイトも圧倒的だった。クリアでも濁っていてもバスを寄せるし食わせる。
  昨年末にこのルアーのビデオが出て、出演している吉田プロは表層をスローに引いて引き波を立てる方法で爆釣しておられたが、少し沈めてみたり軽くジャークたりと、ミノー的に使用しても非常に面白い動きをしてくれるし、そういうイレギュラーなアクションにバスが激しくアタックしてきた経験が多い。なんと言っても名前がミノーですから。
 
  「個体差」とか「アタリハズレ」とかよく言われるけど、人それぞれ意見が違う。ショップなんかでも今年は「AC&スラマープチ討論会」がよく繰り広げられていた・・・個人的には「潜る」とか「浮く」とかは二の次だと思う。僕が一番こだわるのは「立ち上がり」。リールのハンドル三回転以内にほぼ最高のアクションに持って行ってくれないと、やはり投げ続けられない。「最初は潜り過ぎないように注意しながらゆっくり引いて、手前まで来たら早く巻いて・・・」なんて、最低2時間投げ続ける釣りなのにやってられない。
 
  オプティマが中国のファクトリで大量生産して3千円台で売り出すとのことなので、とりあえず一つ持っておいてもいいと思う。(写真のチャートのルアーは、オプティマ版中国製マグシャッド)
  個人的には、機械によるこの大量生産には賛成。
  オリジナルはハンドメイドだし、塗装もそこそこしっかりして水も入ってこないけど、やっぱりこの外見にこの値段は高いでしょ、冷静に考えたら(笑)「この外見でバスが釣れるのが衝撃的なんですよ」って言われても、バドやマグナムトビートでバスが釣れた時のほうがよっぽど衝撃的だった。
  ザラにしてもロングAにしても、「名作」といわれるルアーはどこへ行っても簡単に手に入る。
  ACは名作になれるし、なるべきルアー。限られたアングラーだけの楽しみではなく、たくさんの人が手軽にビッグベイトの楽しみをこのルアーから知ってもらえたらなと思う。
  
  とりあえず、マグシャッドの7inが3800円で発売されたのでつい先日購入。軽くアクションを見る程度にしか使っていないのだが図々しくインプレ。
  アクション的には悪くない、というよりすごく良い!(笑) 立ち上がりが良く、強めのロール&フラッシングはかなり僕の好みのアクション。ただし、ロングキャストすると普通に巻いてもかなり潜るみたいなので、どうしても表層を攻めたいなら他のルアーにスイッチするか、リップやアイをチューンしてみるのも面白いかも。
  ウッド製のジョイントでは最も安い部類(※2008年追記:樹脂だよね、これ?w)だと思うし、それでこの動きはかなりお勧めだと思う。ジャパンメイドと比べるとデザインはチープですが(笑)、個人的にはこの仕上がりはアメリカンのシダーウッドやバルサのクランクっぽくって好みです。
  「7インチにここまでデカイのいるか?」と思ってしまう特大スプリットリングはオプティマ版でも健在。多分フッキング率を考慮したアラン・コールの拘りなんだろうけど、僕はワンサイズ小さなものに交換している。同じようなサイズとアクションのジャックナイフはもうワンランク小さなリングとフックで十分掛かっているし、マグシャッドもフラットサイドなんでそれほど気を使う必要もないかな?と。
  あと、なぜかビッグベイトはナチュラル系のカラーを選んでしまいがちだが、こういったチャート系のカラーは少々濁った水の中や逆光でもよく見える。「見える」というのも集中力を保つにはすごく重要なことだと思う。
ジャックナイフ
 Get’s川畑氏の完全ハンドメイドルアー
  これは仕上がりの美しさにだけ魅かれて購入したんだけど、はっきり言って釣れる。
  クランクベイトが得意な人は、このルアーをフラットサイドのシャロークランクのイメージで引けばたやすくキッカーを手に出来る。もちろん表層で引き波立てても釣れます。でも「ビッグベイト=表層引き波」の固定観念がある人は、それをスパッと捨てるのにもいいルアーだと思う。
  浮力が強くキビキビとした動きで立ち上がりが非常に良い。少し速く引くと50cmくらい潜るし、ゆっくり引くと自由度の高いジョイントを最大限に動かして大きな引き波を立てる。引っ手繰られるような強いバイトが多いのは、ローリングが強くフラッシング効果でバスをリアクションバイトさせているのが理由ではないだろうか。
  あと、このルアーはすごくバイブレーションが強い。手元に「ブルブル感」がはっきり伝わってくる。ティンバーフラッシュにも同じことが言えるのだが、個人的にこの感触は「引き続ける」のにすごく重要なファクターだと最近気がづいた(笑)
  クランクベイトでもフラットサイドはフッキングが良いと言われるが、ビッグベイトにしても同じことが言えるし、特にこのルアーは前後のフックの位置が絶妙に配置されていると思う。例え後ろフックに一本しか掛からなくても、結構深く掛かっていたのでバレずに助かったことが何度かあった。ブームに乗っただけのルアーはこの辺の詰めが甘く、「食っても掛からない」、「掛かってもバレる」が多発するそうです。
 
  簡単に言うとこのルアーは「ティンバーフラッシュをフラットサイドにした感じ」ですかね。いいルアーです。リアルフィニッシュはプレッシャーの掛かったフィールドでは重要な要素だと思う。今までなら追ってきても食わなかったようなタイプの魚が食ったりして驚いたり。その分お値段は張りますが、元は取れます(言い切ってますが別に回し者ではない)。あとはもう少し飛距離が出れば。。。です。
キャバルリー
 「ジョイントだけがビッグベイトではない」と改めて教えてくれたルアー。
  ミノーシェイプの美しいフォルムからは想像できない激しいウォブ&ロール。トリプルインパクトに180℃近い首振りをプラスしたような、ビッグバドに横っ腹を見せるほどのロールをプラスしたような。
  そして分厚いリップが水を噛んだ瞬間に見せるアングラーにさえ予期せぬスライドダート。昨年バジェットを引いた時にもプロップが作り出すイレギュラーアクションに感動したが、それに通じるアクションをリップでやってしまったことに驚いた。
  さらにローリングから生まれるフラッシングはマジョーラ塗装によって微妙な視覚変化を生み出し、ワンピースルアーの表層の引き波は大きくワイドに広がっていく。
  そんな激しいアクションをこのビッグミノーはリーリング開始から軽々とやってのける。
 
  フィッシングショーの後、このルアーが我が家に届いた。すぐに近所の野池で引いたのだが、「釣れる!!」と直感した。
  思い描いた舞台は、ウィードが水面近くまで伸びてくるアフタースポーンからアーリーサマーのフィールド。少々の風や雨でアピール力が落ちることは無いだろう・・・
  しかし今シーズンのその時期、父親の入院や個人の事情でフィールドに足を運ぶ回数が激減してしまった。ようやくフィールドに出たとき、ハードルアーの出る幕が無いほどにウィードは繁茂し、ラバージグやテキサスリグに手を伸ばさざるを得ない状況であった。
  やがて9月に入り、台風による水位上昇や気温低下によるウィードの衰退によって、再び舞台が用意される。そして10月2日。誕生日の一日前(笑)テンペストに結んだキャバルリーを水面下30cmまで伸びたウィードフラットにフルキャスト。エッジに落としたわずか三投目。
  キャバルリーを「バースデーフィッシュ」が激しいボイルと共に引っ手繰る。一度食いついたルアーを「離すもんか!!」とバスがもう一度食いついたようにも見えた。
  「毒蛇愛好会」の「裏ワールド」では底を叩き続けた今シーズンだったが、この魚によって最終戦がスタート。結果的にこの時期の自分としては出来過ぎの130cmオーバーをもたらしてくれるきっかけとなった「スランプ脱出フィッシュ」でもあった。
 
  このルアーの激しいアクションは、リトリーブスピードを少しでも誤ってしまうと全く動かなくなる危険と背中合わせの諸刃の剣。恐らくここまでシビアなルアーが市販されることは無いと思う。逆に言えば、ルアーにはまだまだ僕らが見たことが無いアクションの限界があるのではないか?と感じてしまう。
 
  ロックは「一発録り」をやればグルーブが生まれるといったような簡単なものではない。ルアーだって「手で削れば魂が入る」というものではないと思う。だからこそ、本気で作ったルアーには敬意を表したいし、「とりあえず流行っているから」と二番煎じ的なルアーばかり作ってるメーカーの商品は絶対に使いたくないと思う今日この頃なのである。
コチャックル チャート(2005年12月追記)
このルアーは私が尊敬するY氏に自分がビッグベイトに持つ理想をぶつけ、無理を言って製作していただいたものである。先日の琵琶湖で35cmくらいのバスを釣ってしまったが、それ以外は掛けたバスすべて45cmオーバー。手にした6本以外にもバラしてしまったヨンパチクラス数本、ミスストライクもたくさん記憶にあるしオマケにナマズも釣れた(笑)今シーズン一番楽しむことが出来たルアーかもしれない。(2008年追記:2006年7月54cm3キロオーバーをキャッチ)しかも釣ったのはメジャーな大阪の野池だったり、たくさんのボートが浮かぶ琵琶湖の下物だったりと、ハイプレッシャーなフィールドで感動的に水面を炸裂させてくれたのですべてのストライクを鮮明に記憶している。(2008年追記:ちなみに形状は似ているが、ティンバーフラッシュジュニアとは全く別の動き。リップの形状、前後のバランス、比重が違うため、飛距離、ピッチが大きく異なる。
  このルアーは、恐ろしいまでのハイピッチウォブリングにロールを加え、ティンバーオリジナルテールのアクションと相まって水面で激しく水を動かす。自分が「表層波動+水押し」というビッグベイトに求めるすべてを最高のアクションで実現してくれている。
  そして、このルアーを一年使い倒すことによって、このルアーの対極に位置するビッグベイトの存在の意義に気づくことが出来たのも大きな収穫である。つまり「静波動+サイレント+ノーローリング」というカテゴリである。こういったルアーでなければ反応しないバスがいることもまた事実だと思う。来シーズン、自分が深めていきたいカテゴリとなっている。具体的にはハスキーハスジー、サイレントキラー、各種S字系といったところ。
  しかし、これら「静系」ルアーはやはり使えるフィールドや状況が限定されてくる気がする。極悪コチャックルは琵琶湖だろうが野池だろうがリザーバーだろうが、マディだろうがクリアだろうが、迷わず一投目に撃ちこむことが出来る。そういった意味では来シーズンも決して一軍から離れることの無いルアーだと言い切ることが出来る。

2008年追記

久しぶりにこの文章を読み返してみて、非常に懐かしく感じた。
と同時にもう一度「ビッグベイトをやりこみたい!」という新鮮な気持ちが沸いてきた。

近所のマッ○スではティンバーフラッシュが3割引、ACミノーにいたっては700円でワゴンセールになっていた。

実際ブーム前に風屋ダムで味わったような強烈な効果はなかなか感じられなくなったし、こういうルアーで結果を出すには場所や時期を選ぶのも確かだと思う。
しかしビッグベイトは投げていて最高にワクワクして、そして釣れたときに本当に喜べるルアーではないだろうか?

僕自身は「ブーム、流行」という言葉には興味が無いけれど、バス業界はビッグベイトブームのあとも様々なブームを作ろうと躍起になっていた。フィネス、クランク、ヘビーテキサスetc・・・
しかし、このビッグベイトブームを越えることは出来なかったと思う。
このビッグベイトの楽しさを越える釣りはビッグベイトしかないからだろう。
「バスバブル」の最後の花火がビッグベイトブームだった。

自分自身、バスよりもソルトに足が向く回数が多くなったのは、このビッグベイトを経験してしまったからだと思う。
「こんなルアーで釣れるんだ!」、「こんなところで釣れるんだ!!」という新鮮な驚き。
この新しい発見から来る喜びをまた味わいたくて、未知のフィールドに、未知の魚に食指が動いたのは事実。

今年はもう一度、バリスタを持って色んな所にいってみよう。
ボートから挑むビッグレイクより、マイナーな川やダムのバックウォーターで楽しむオカッパリのほうがいい。
そこで釣った魚のほうが「新鮮な驚き」を経験できると思うから。

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