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2007_9_14 奄美釣行 後編

釣り上げた直後のヒラアジを刺身で美味しく頂いたのだが、このままお酒を飲んで寝るわけにはいかない。
何といってもここは加計呂麻島なのだから。
(後で聞いたのですが島には村越正海氏もたまに来られているらしい)

夕食後、再びY君と妻の3人で家の近くの小さな防波堤に出る。

真っ暗な夜空に満天の星。
サミーをブン投げて引いてくると、すぐに闇の向こうで補食音が聞こえロッドが曲がる。
30cmほどのヒラアジが連発。釣り完全初心者のうちの奥様でさえトップで簡単に釣りよりました。

さらに明かりの近くにイカが泳いでいるのを発見。
見よう見真似でエギングやると、あっさりアオリが釣れた。
アオリイカ
コイツもすぐに刺身にして食べました。

これぞ「プライスレス」(笑)。

夜12時半、翌朝早朝にチヌを狙いたいのでストップフィッシング。

何だかスゴイところに来てしまった。
ここまで来たら、やっぱりチヌを釣りたいところ。

4日目。
釣りをするのはこの日が最後。

午前6時起床。加計呂麻島の浜でチヌをトップウォーターで狙う

狙い目になるのは、砂浜に流れ込む小さな川や水路。
水深は膝下くらいの場所だが、こういった僅かな変化に魚が付いている。

僕はS8ポッパー、Y君は小さなペンシルベイトで狙う。
時折チヌが背びれを出してチェイスしてくる。かなりワクワクするのだが、なかなかヒットしない。あまり捕食の上手な魚ではないんですね。

Y君はコツを知っているらしく、すぐに一匹目をキャッチ。25cmほどのチヌだった。少し早めのリトリーブで追わせて、スピードダウンして喰わせるらしいのだが、なかなか難しい。

僕に釣れるのはメッキばかり。

少し違う色の魚がつれたと思えばコトヒキ(クワガラ)さんだった。
コトヒキ
これで、ヒラアジ、フエフキダイ、イカ、クワガラと4種目制覇。あとは「チヌで五目達成!」と行きたい所。

突風が吹くと、必ずその後にスコールが来る。
そんなスコールにも笑いながら、釣りを続ける。
Y君のペンシルに派手な吸い込み音と共にバイト。上手く乗らない。
もう一度同じラインを通すとロッドが曲がる。

見事な40cmのチヌだった。

この魚を最後に加計呂麻島を後にする。

午後から奄美大島の東シナ海側でラストチャレンジ。
Y君は僕にチヌを釣らせようと色々なエリアを案内してくれる。僕もそれに応えようとトップ縛りで勝負をかける。
今になって思えばジグヘッドやダウンショットを使えばイージーにチヌを手に出来たかもしれない。
しかし何故かあの奄美の大自然の中でそういった気持ちが起こらなかった。トップを投げ続ければ何かが起こりそうな気がしていた。

ついに、宇検村の河内川という小さな水路の流れ込みが絡むエリアでポッパーに激しいバイト!
「チヌや!」
フッキングするとなかなかのファイト。浅いエリアだったのでブレイクの角でPEが擦れているのが分かる。ロッドを立てて寄せる。
あがってきたのはチヌではなく40cmのロウニンアジ(多分)。

「50kgオーバーになってまた会おう」とリリース。

結局最後までチヌは釣れなかったが、大満足でロッドを置いた。
ここまで満たされたのは本当に久しぶりだった。

この日は地元の釣り少年たちと何度か出会った。
みんな安いバスロッドを使っているのだが、驚いたことに全員がPEラインを使っているのだ。そしてしっかりラインシステムを組んで、小さなメタルジグなどをロングキャストしている。
釣るために必要なのは何かが分かっているのだ。

奄美大島に行き、美しい自然本来のフィールドでスレていない魚と触れ合うことによって、魚とは何か?釣り人とは何か?が少しだけ分かった気がしました。
どうして僕たち(特にバスアングラー)は、釣った魚をポイントに置き換えて、他人と比べることによってでしか釣りを楽しめないのでしょうか? 自然の中で必死に生きている魚という一つの命を、もっと真剣に捉えて釣りをしなければならないと感じさせられました。

そして、魚がフィッシングプレッシャーなどに抑圧されず、本当の姿で本能のままに釣り人に挑んでくる時、アングラーも本当のアングラーになるのではないか?という気がしました。
そうやって釣れた魚を、「大きい小さい、重い軽い」といった規準で評価しようなどとは思わない自分がいたのが少し不思議だったなと。

夕マヅメのキャスト
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