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エギング

まさかエギングに嵌るとは思っていなかった。
どうも楽しいと思えなかったから。
テレビで観ても、バシバシとシャクってるだけにしか見えなかったし、釣れてもイカが水面を滑ってくるだけで何かエキサイティングなシーンがあるわけでもない。
「僕には合わないな」という印象だったのだが、夏にHOSさんとお話した時に「あーりーさんは絶対エギ嵌りますよ」と言われ、エギの魅力を語っていただいたのが運の尽き(笑)
気付けばどっぷり嵌っていた。

エギングの魅力1
静と動、新と古のメリハリ

大きなシャクリ、鋭いシャクリを組み合わせてエギを大きく動かし、「ピタッ」と止めてアタリを待つ。
あの静と動のメリハリが面白い。
バス釣りで一時期よくやった1オンスフットボールのリフト&フォールをもっと面白くした感じ。
そして、タックル。
高弾性軽量のカーボンロッドに専用ガイドシステムの付いた新しいスタイルのロッドに、ここ数年進歩の目覚しいPEライン、そして軽量シャロースプールのリールを使い、 日本古来の漁具である「餌木」を操る。
この新と旧のハイブリッドにワビサビを感じてしまう(笑)

エギングの魅力2
やりとりが面白い

イカがこれほど引きが強くて面白いとは思っていなかった。
500gを超えるととてもパワフル。
それとアタリが気持ちいい。
跳ね上げた餌木をカーブフォールさせると、最初は小さくラインが動いたり、「コン!モゾモゾ・・・」という小さな前アタリがくる。
魚と違って腕(足?)があるので異質のアタリがくるのだ。
その後、「グーン!」と大きく引っ張り込まれるような本アタリがくるのでココで一気にあわせる。
この瞬間がたまらなく面白い。

エギングの魅力3
美味しい(笑)

バスアングラーには「釣ったものを食べる」という世界と無縁の方も多いと思うが、僕は自分でキャッチした獲物を自分で料理して家族や友人に振舞ってこそ一人前のアングラーだと思う。
こうすることで家庭内での釣りのステータスも向上するのだ(笑)
釣りに行くことや釣具を買うことでいつも奥さんに小言を言われるバスアングラーは少し釣りに対する見方を変えてみよう。

「ストロングスタイル」という考え方

バスをやっていると、よく「自分はストロングスタイルだ」とか「デカバスしか狙わない」とか「速い釣りしかしない」とか「ベイトタックルオンリー」とか、そういう人に会う。
自分のスタイルなのでそれはそれでいいと思う。
しかし、そういう人の釣りは概して粗い。

どうも「強い釣り」というのが勘違いされている気がしている。
「強い釣り=荒っぽい釣り」ではないはずだ。

目を瞑って思いっ切りバットを振ってもホームランが打てる確率は0に近い。
右打ちに徹したら3割打てる人が、敢えてホームランを狙うことに意義があると思う。

ライトリグに嫌悪感がある方がいるかもしれない。
自分も嘗てはそうだった。

しかし、イヤでも是非ライトリグをやりこんでみると良いと思う。
1/32ozのジグヘッドやワッキーで4m以深のディープの魚に狙い通りにアプローチが出来て狙い通りに魚を掛けれる様になってほしい。
そうしたらシャローでハードベイトやジグを使った釣りをやる時に必ずこれまでと違うものが見えてくる。
ライトリグを使ってディープのバスを食わせるのも、ビッグベイトを使ってシャローのストラクチャーからデカバスを引っ張り出してくるのも、究極的には全く同じ事なのだと気付く。

そして、バス以外の釣りも積極的にやってみると、これまた違った世界が見えてくる。
僕は今年の秋、少しじっくりとバスと取り組む時間があったんだけど、これまでの自分とは明らかに違うアプローチを行なっていることに気付いた。
これは技術とかリグとか、そういう目に見える形のものではないので言葉で説明するのはとても難しいんだけれど、一つのフィールド、ひとつのポイントを見たときに、そのポイントに対するイマジネーションの幅が広がったというか、これまで「こんなところで釣れないだろう」と思っていた風景がすごくオイシク見えてきたり、これまでだったらキャストしなかったラインにルアーを通してみたり、そういう自分がいることに気付いた。
以前なら一つのストラクチャーにたいして1キャストで諦めたかもしれない所を、今では違う角度で違うテーマをもって3回のキャストが出来るようになった。
今年僕がマジメにバス釣りをしたのは3月、10月、11月の3ヶ月間だけだが、この間に61cm、55cm、52cm、50cm、それに加え20本以上の40アップを手にした。以前の自分の一年分である。

バサーというのはアングラーの中でも「こだわり」、「スタイル」というのを前面に押し出す人が多いカテゴリだと思う。
それはそれでいいことだけれど、周りが見えていないうちから自分のこだわりを持ちすぎることによってビッグフィッシュを逃している人が多いのも事実である。


(僕も以前はスピニングタックルが大嫌いだった)

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